正福寺しょうふくじ(佐白観音さしろかんのん)

  • 住所・・・茨城県笠間市笠間1056-1
  • 山号・・・佐白山
  • 宗派・・・真言宗
  • 本尊・・・十一面千手観音像
  • 坂東三十三観音霊場第23番札所

創建

この寺は、縁起などによると651年(白雉2年)猟師の粒浦氏によって創建されたと伝えられる。

境内

小さな門をくぐると参道の両側につつじの植物がいっぱい植えられていて、先を進むと本堂のある広場へと導く。

逸話

1214年(建保2年)笠間氏の焼き討ちにあい焼失したが、その後笠間氏の帰依を得て笠間城内に再建され現在の山号に改められた。その後笠間氏の衰退とともに寺運も衰えた。

改名

1590年(天正18年)宥明によって再興され勝福寺と改められたが、江戸時代に入り1686年(貞享3年)に正福寺となった。 明治初年の神仏分離に伴う廃仏毀釈により焼失して衰微し、本尊をはじめとする仏像などは散逸してしまったが、1930年(昭和5年)現在地に仮の本堂が建てられた。その後、寺号を観世音寺と称した時期もあったが、2012年(平成24年)に正福寺に改称された。

体験談

坂東三十三観音霊場巡りも23番目で先が見えてきたところであった。JR笠間駅を降りたところでレンタルサイクルに自転車を借りてお参りしようと思っていたが、 全部貸し出し中であり、バスはいつ来るかわからないとのことで、思い切って徒歩で行くことした。ちょうど、お祭りの最中だったようで田舎なのに 人がたくさんいた。久しぶりに歩くとへとへとになり、途中で蕎麦屋によった。食べ終わってすぐ角を曲がると笠間稲荷神社の門前町になっていた。 途中、笠間稲荷に寄って正福寺へ向かうことになった。帰りも徒歩だったのでへとへとになった。