- 住所・・・神奈川県厚木市飯山5605
- 山号・・・飯上山
- 別称・・・飯山観音
- 宗派・・・真言宗
- 御本尊・・・十一面観音
- 坂東三十三観音霊場第6番札所
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創建
奈良時代、725(神亀2)年に行基が霊水伝説にかかわり創建したと伝えられ、807年(大同2年)に弘法大師が教場したことから領主・飯山権太夫が信仰し伽藍を建立したと伝えられています。988(永延2)年には坂東巡礼札所6番となったといわれる。
境内
庫裏橋を渡りなだらかな坂道を400mほど進むと、桜並木のある石段下にたどり着く。つまさきあがりの石段をのぼると、仁王門がみえてくる。門をくぐり本堂に向かうと、右手にイヌマキの大樹や「正徳元(1711)年」の銘をもった六地蔵がある。さらに進むと新しい石灯籠が並ぶ。正面には方形造の本堂がある。境内の鐘楼には、1442(嘉吉2)年清原国光作の銅鐘がかけられてある。
逸話
- 方形造の本堂は江戸中期の建物であり、堂内には鎌倉期の諸仏像がまつられている。本尊の木造十一面観音像(10.6㎝余)は、クスノキの一木造である十一面観音像(175㎝)の胎内仏となっている。
- 仁王門には1709年(宝永6年)、飯山村の安西金左衛門が願主となり造立された金剛力士像(二王像)を安置しています。
- 厚木市天然記念物に指定されているイヌマキの木は、室町時代末期ごろ、多くの巡礼者の無事や参拝者の長寿を祈願して植樹されたと伝えられている古木です。高さ17メートル、目通り2.74メートル、樹齢約400年。
体験談
本厚木駅からバスに乗り、25分ぐらい時間が経つと、「飯山観音前」というところで降りて、橋を渡り、桜並木の参道を 真っすぐ、坂道を登り、参道を通りながら眺めの良いところが度々あり、立ち止まって山の峰と青空を眺めると神奈川県も 田舎だなと感じるところだった。仁王門をくぐり、本堂に着くと良い構えをする立派な建物だというのが第一印象だった。 石灯籠が平行に並んでいるのも、威厳があって良かった。今回は坂東三十三観音霊場の第6番札所として訪れた。桜の咲くころには また、訪れたいところだった。