- 住所・・・神奈川県平塚市南金目896
- 宗派・・・天台宗
- 山号・・・金目山
- 御本尊・・・聖観世音菩薩
- 坂東三十三観音霊場第7番札所

創建
702(大宝2)年に、ある漁民が小磯の浜(大磯町)で拾った観音像を、天平年間(729~749)に行基があらたに彫った 観音像のなかにおさめたところ、霊威が盛んになったという。鎌倉時代には源頼朝の崇敬をうけ、南北朝・ 室町時代には足利尊氏や関東公方の保護を受けた。永享の乱(1438~1439年)や応仁の乱(1467~1477年)により 15世紀後半に一時荒廃したが、明応年間(1492~1501年)には太田道灌をはじめとする地域に人々の力で再興 された。現在の本堂(県重文)は1498(明応7)年の供養時に建立されたものと考えられている。
境内
提灯の掛かった門をくぐると正面に本堂がある。
逸話
- 本尊は平安時代末期の作ともいわれる寄木造の聖観世音菩薩立像で、禅宗様の厨子(国重文)内に安置 されている。
- 厨子の前には、「明応七年」の銘をもつ前立観音像がおかれている。
- 本堂内の梵鐘(県重文)は「正平七(1352)年」の銘をもち、当時の住持空忍が勧請したものである。
- 浜松城主本庄宗俊の家臣田副秀典筆記の縁起など、多くの古文書を所有する。
- 坂東三十三観音霊場第7番札所である。
体験談
秦野駅からバスを乗ってバス停「金目駅」で降る、駅といっても鉄道は無く、ただのバス停だった。徒歩で3分ほど で光明寺がある。そばには金目川という川が流れている。山門をくぐると、すぐに本堂がある。こじんまりとした 寺院である。ここは坂東三十三観音霊場の第7番札所として有名である。