- 住所・・・埼玉県比企郡ときがわ町大字西平386
- 山号・・・都幾山
- 宗派・・・天台宗
- 本尊・・・千手観音立像
- 坂東三十三観音霊場第9番札所
創建
寺伝では673年の創建とされ、770(宝亀元)年に鑑真の弟子道忠により開かれた。871(貞観13)年ころには清和天皇の勅願により天台別院となり、関東における天台系修験の本山的格式を誇った。
境内
現在は山の麓にバス停があり、山道を40分徒歩で行き、本堂(阿弥陀堂)が先にわかる。山の中に観音堂・心経堂・鐘楼・開山堂・青石塔婆・霊山院が ある。
逸話
- 源頼朝は奥州藤原氏追討にあたり、畠山重忠を中心とする秩父党が尊崇する当寺に先勝祈願した
- 室町時代には松山城主上田氏により攻められて衰退したが、江戸幕府の庇護により復興し現在に至る。
- 慈光坂の途中には、鎌倉から室町時代の9基の板石塔婆(県文化)が並ぶ。これだけの板碑原位置のまま伝えられたのは貴重であるが、明治初期に山中の僧坊跡から移されていたものが含まれているという証言もある。
武士と戦
青石塔婆
体験談
私が訪れた際、バスが慈光寺の駐車場まで来ていたので、楽に訪れたが、現在はバスは山の麓までしか来ず、都幾山を登らなくてはならないので、大変な思いをするところだった。