喜多院きたいん(川越大師かわごえたいし)

  • 住所・・・埼玉県川越市小仙波町1丁目20-1
  • 山号・・・星野山
  • 宗派・・・天台宗
  • 本尊・・・元三大師

創建

平安時代初期の天長7年(830年)、淳和天皇の勅命により、天台宗の高僧 円仁 が東国布教の拠点として無量寿寺を創建したのが始まりとされる。
のちに喜多院と号し、関東における天台宗の中心寺院の一つとして発展した。

境内

境内入口には重厚な山門が構え、その先には広々とした境内が広がる。正面には本堂があり、周囲には多宝塔や諸堂が整然と配置されている。
特に奥にある書院や客殿などは、江戸城から移築された建築と伝えられ、歴史的価値の高い建造物が集まっている。
また、庭園も整備されており、落ち着いた空間の中で参拝することができる。

逸話

山門は寛永15年(1638年)の川越大火の際にも焼失を免れた建築で、現在も当時の姿を伝えている。
書院には、江戸城から移築されたと伝わる部屋があり、そこは 徳川家光 の乳母である 春日局 の居室であったとされる。
さらに境内には五百羅漢が並び、訪れる者に強い印象を与える名所となっている。

体験談

私はこの寺を何度も訪れているが、最も印象に残っているのは小学生の遠足で訪れたときである。
この経験が、私が歴史に興味を持つきっかけとなった。
本堂の渡り廊下では、歩くと鶯張りの音が響き、独特の趣を感じることができる。
また、五百羅漢や春日局ゆかりの書院など、見どころが多く、何度訪れても新たな発見がある寺院である。